長年Swiperを使わせてもらっていますが、人によって実装方法が本当に違いますよね。いつも「へー、そんなやり方があるのか」と。今回はそんなSwiperのよくある実装方法のひとつを紹介します。
WordPressやMovable TypeなどでSwiperを実装する際、表示するスライドの枚数が1枚しかない場合が出てくると思います。せっかくのスライダーですが、1枚だけですとなんの意味もないものになってしまいます。
であれば止めてしまおう、というのが今回の記事タイトルです。止めるというか「動かさない」ですね。
Swiperの公式サイトだとwatchOverflowを使っていますが、ループを使っていると動作しない(?)だったりで使い勝手があまりよろしくなく、そもそもSwiper自身にそのあたりを判別させるのにはパフォーマンス的にどうなの?と思うところがあるので、今回紹介する例ではwatchOverflowは使いません。使いたい場合は公式サイトを見てね。
早速コード例を紹介します。めっちゃシンプルなコードです。もっとシンプルに出来ないかな。
コード例
const slideLength = document.querySelectorAll('.swiper-container .swiper-slide').length
if (slideLength > 1) {
const swiper = new Swiper('.swiper-container', {
loop: true,
speed: 400
})
}
Swiperのパラメータは適当です。任意のものに差し替えてください。
コード例でやっていることは単純で、querySelectorAllで.swiper-container配下の.swiper-slide要素数を取得して、スライの要素数が2枚以上だったらSwiperクラスを呼び出す仕組みです。これなら1枚だけの場合(0の時も)は不要なSwiperクラスを呼び出さずにすみます。
解説
一応細かく解説します。あんまり解説するところないけど。
// スライドさせる要素数を変数へ代入
const slideLength = document.querySelectorAll('.swiper-container .swiper-slide').length
// 変数の値が2以上なら処理を実行
if (slideLength > 1) {
// Swiperクラスを変数へ代入
const swiper = new Swiper('.swiper-container', {
loop: true,
speed: 400
})
}
// あとはお好きなタイミングでSwiperを動かそう
ifの処理内でSwiperのコンテナなどにactiveなどのclassを付与してあげるとオンオフが分かりやすいです。ナビゲーション類の表示/非表示に使えます。
const slideLength = document.querySelectorAll('.swiper-container .swiper-slide').length
if (slideLength > 1) {
const swiperElm = document.querySelector('.swiper-container')
swiperElm.classList.add('active')
const swiper = new Swiper(swiperElm, {
loop: true
})
}
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